東北の可能性 <東北サミット その2>
その際特別講演のことしか記さなかったため、メインの東北6県の知事によるパネルディスカッションについて。
6知事の個性が出ていて非常に面白かったです。
青森・秋田の知事はよい意味で話が脱線し会場を笑わせ、山形・宮城の知事はプレゼン能力で会場をうなずかせ、岩手・福島の知事はソツなく会場をおちつかせる、といったところでしょうか?
テーマが地域ブランドなので、それぞれの県の特産品をブランド化するプロセスなどが紹介されました。
食料自給率は100%以上の東北でありますが、農作物を加工し付加価値をつける加工食品はそれほどでもありません。
加工食品の現状は西高東低で、食料自給率2%の大阪がダントツです。
生産基地であるとともに、付加価値をつけ所得に結びつけることが東北の課題であることが浮き彫りになりました。
一方で農作物にせよその加工品にせよ、ブランド化されたものは売れるけれど昨今の「偽装」事件にみるように偽装は即ブランドの崩壊につながります。
比内地鶏偽装で大きく信頼を失った秋田県知事は、比内地鶏の定義をJAS法よりも厳しく、危機管理として一気に早く対処したことが功を奏しているものの、一度失った信頼を回復するのは並々ならぬ努力が必要と話しておりました。
山形県知事は、公約である「山形セレクション」でブランド化したものは審査基準が厳しく、数も限定されている、という話から偽装については他県より安心感があると考えられます。
表裏として、数が少ないことから認知度が低くなるとうジレンマもあります。
いずれにしても齋藤弘知事が言った「ブランドとはその地域の哲学なり美学があり、それが常に改善されていくことであり、またそれが常に情報発信されていくもの」ということは、ブランドに限らず、生き方などにもあてはまるような気がしました。
さまざまな状況から農業の可能性は今後ますます高まると思います。
とりもなおさず東北の可能性といえます。
農業のみならず、東北を可能性だけに終わらせることないよう意識しなければなりません。
がんばろう!東北!!
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