米沢の伊達政宗史跡 後編 <会派・一新会視察研修>
小野里さんは文献を持ち出し、明かに伊達の居城は舘山城であり、現在の上杉神社にある城跡は伊達時代は行政上の城と言います。山を登りました。草が多く見づらいですが、確かに人工的な通路と堀があります。冬直前の草がないときに見た様子などを小野里さんが説明してくれました。
村野課長、小野里さん、両氏がこの城跡は国指定文化財に成り得るものと
言い切ります。実際、国ではその測量や整備のために総予算の半分を
補助すると断言。残り半分を市がためらっているのです。いつも聞く
米沢市の状況に、会派メンバーも顔を合わせ苦笑するしかありません。
山を下り周辺を歩くと、平たんな地を指して「この辺は城下によくある
『馬場』という地名です」と小野里さんの説明にリアルさを感じます。
平地から山城を見上げると山城の脇に、東北の都市で2番目に電気が通った電力供給源・東北電力水力発電所が今も現役で動いています。電力会社の配慮でしょうか、山城の原型を壊さないように水路が途中からトンネルになっています。今となってはこの発電所も“近代”建築の良さを醸し出しています。あわせて保存したい対象です。
いろんなものが有機的に結びついていて現在に至っているのを感じます。
漠然ながらこれらを結びつければ、物凄いものができると考えました。
そういう歴史ロマンがある米沢を知る一新会視察研修になりました。
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