子供・孫への説明責任を!横浜市の改革から
行財政改革の先駆自治体・横浜市の都市経営政策部・
改革推進等担当部長の大貫一幸さんの講演もあり、行ってきました。
大貫さんの改革の意識は、横浜市の6兆2千億円という莫大な市債
つまり市民の借金があることを財政面から検証。市民ひとりあたりの
借金にすれば180万円。税収がひとりあたり19万円という数値から、
「このままではマズイ」という認識からスタートした、ということです。
将来孫たちに「市の職員だったおじいちゃんがヒドイ状態にした」と
言われたくない、という思いもあったそうです。
米沢市も一緒です。このままでは米沢市は限界自治体になることは、
小ブログでも指摘してきたところです。脅かしではなくホントの話です。
だからこそ、給食事業ひとつでも精査しなければならない、と言って
いるのです。ただ早く中学校の給食が行われれば良い、
というものではないはずです。予算の流用という「間に合わせ」で2校を
先行で行い、規定路線つまり給食事業の方式になって、
これが10年後の重い負担になることを危惧しています。
市民の声を集約する議会にも、まともな議論の機会すらありませんでした。
議員とて同じく、将来の子どもたちに責任があるのです。
現在の横浜市は、なんとかしなければならない「余儀なき改革」から
もっと良くしようという「創造的改革」に移行している、というのです。
残念ながら米沢市は現在の「余儀なき改革」の段階ですら
中学校給食導入でみせたありようです。本格的な行財政改革のうえで、
創造的改革をすべきと確信した大貫さんのお話でした。
「自分がやった」と言いたい今々の為政者と管理職。
その意味でも、現場を知る若い職員を中心にした米沢市の
「一課一改善運動」の成果を聞く機会は勇気が出ました。
まだまだ捨てたものではありません。これも大貫さんの講演同様、
ぜひ改めて小ブログで記さなければならない事柄です。
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