さいと焼き
2日前のブログ「だんご木」と同じです。さいと焼きです。
全国的には「どんと焼き」という地域もあるようです。
十五日の夜に行なわれる火祭りのことで、米沢を中心とする
置賜地方では他に、さいど焼きとも呼ばれています。
この火祭りは地域や町内会で行なうことが多く、門松やしめかざり
(場合によっては前の年に飾った神棚に祭るお札)と一緒に
ワラやカヤなどの燃え草とともに焼きます。
火をつけると、燃え盛る火に向かい「ヤハハエロ」と大声で叫んで、
煙にあたることでその箇所の健康を願ったりします。
浅草の浅草寺の風景です。
この火で餅を焼いて食べたりするといいんだ、とも聞きました。
この「さいと」は、「斉燈=さいとう」とも書くようです。
さいとを焼くことによって、神を迎え悪運や病魔を払い、
幸運、健康、五穀豊穣のご利益を求めようとした行事とも言われています。
かつてはこの行事が町内単位などで行われていたそうですが、
今はそういう町内も数少なく、今日はご近所の方が個人で行うということで、
敬意を表しながら、娘と一緒に喜んで伺いました。(個人的に行うとしても
今ではワラやカヤを集めるにも一苦労とうかがいました)
さいと焼きをしていると、どこからか「ヤハハエロ」
という声が聞こえてきました。個人的にやっているのでしょう。
町内単位でないにしても、なんかホッとしました。
失われつつある地域の伝統行事を細々とつないでいる姿をみました。
かねてよりブログでも書いている「コミニュティの再生」などを暖まりながら、
というよりは顔面が熱いと感じながら考えていました。
さいと焼きについて詳しいのは、百科事典 ウィキペディアHP
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%A6%E7%BE%A9%E9%95%B7
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