修正案可決で 考察1 ~結果と過程~
人事院勧告による市職員給与の期末手当引き上げを
今回見送るための修正案を提出し、可決したことが
大きいことだと思います。
直前のブログ記事にも18年ぶりの修正案ということで記して
おりますが、この修正案にしてもタイヘンな議論を重ねました。
人事院勧告による市側の提案
1 若年層に限る給与のアップ
2 扶養手当(子育て支援に該当)を500円アップ
3 全職員に対する期末手当の0.05ヶ月アップ
これらに対する会派内の話し合いでは、
これら3つ全てが、市民とはかけ離れているとして
3つすべてに反対する声がありました。
(とにかく我らが会派・一新会は議論する場所です)
市民の見方からすれば、それも当然でしょう。
しかし、そうすれば他会派の支持は得られそうにありません。
われわれの会派だけが反対をし、市民に表明するという意見も
ありました。
しかし成果に結びつかなければ意味がありません。
他会派も納得でき、成果を得られるように
するために (それだけではありませんが)
3番目の「全職員に対する期末手当」の部分を削除する、
という修正案が適切と思いました。
妥協ではないか!と言われそうです。
そうです。妥協です。政治とは妥協であり、政治用語では、
「妥協とは高度な政治判断」となります。今回の選択が
高度か低度かわかりません。 が、
結果的には、一応の成果だと思います。
政治は妥協と言いました。また
政治は結果とも言えます。
がんばったけど、結果、成果がなかったはダメです。
政治に限らず、“仕事”は結果が求められます。
反対に、「過程」が重視されるのは「教育の世界」でしょう。
教育では、結果も求められるでしょうが、過程が重要です。
頑張ること、努力すること、このことを教えなければならないと考えます。
今回の修正案可決から考えさせられたことでした。
次のブログ記事は「修正案可決での考察2~一律平等は不平等~」です。
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