報道を鵜呑みにする恐ろしい実例
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扇動報道に踊らされてはならない旨、前のブログでした。
もっとも良い例が出てきたので、ここにご報告いたします。
先の5月9日の山形新聞というか共同通信の記事に『元米紙記者の著書で翻訳者 「南京大虐殺なし」無断加筆』というタイトルの記事を見つけました。
それは『英国人記者が見た連合国先勝史観の虚妄』(祥伝社)というベストセラー作家が共同通信の取材に対し、タイトルのように答えた、という記事でした。
当初は、そんな無断加筆する必要もなく「南京大虐殺はない」ということは様々に証明されているものがあり、わざわざ加筆する必要もないものを・・・とだけ感じておりました。
しばらくしてその本の出版社である祥伝社の公式ホームページをのぞくと、「お知らせ」とあり、『英国人記者が見た連合国先勝史観の虚妄』に関する各社報道について、と次のように書いてありました。
当該所の各社報道について、問い合わせをいただいておりますが、あらためて著者の見解を確認したところ、以下のようなものでした。
著者からのメッセージを、ここに掲載します。 株式会社 祥伝社
著者の見解
1 共同通信の取材に基づく一連の記事は、著者の意見を反映しておらず、誤りです。
2 「(南京)虐殺否定を無断加筆 ベストセラー翻訳者」との見出しも、事実ではありません。
3 著者と翻訳者の藤田裕行氏との間で、本の内容をめぐって意思の疎通を欠いていたとの報道がありますが、事実と著しく異なります。
4 共同通信社は、1937年12月に南京で起きたことに関する第5章の最後の2行の日本語訳が著者の見解を反映していないと報じています。共同通信は問題を針小棒大にしています。
著者の見解は、「いわゆる『南京大虐殺』はなかった。大虐殺という言葉は、起きたことを正しく表現していない。もともと、それは中華民国政府のプロパガンダだった」というものです。
5 本書に記載されたことは、すべて著者の見解です。祥伝社と著者は、問題となっている2行の記述についても訂正する必要を認めません。
ヘンリー・スコット・ストークス
というもので、この後に英文での「著者の見解」があり、著者のサインがありました。
つまり共同通信の記事は、とても怪しげなものであり、何の意図でデタラメを書いたのか、疑問です。
さらにタチが悪いのは、その共同の配信記事は全国の地方紙に掲載され、多くの読者が読み、その後の訂正記事などは見当たりません(あったとしても見えないくらいの記事でしょう)。
すなわち、デタラメを配信したままにしておいて、読者が誤ったままにしていることに他なりません。
政治や歴史に関し、こういう恐ろしさが報道にはつきまといます。
こうやって自虐史観が作られていくのです。
そして自分の国に自信がもてないようにし、夢や希望がもてない若者をつくっているのです。
一度信じてしまった自虐史観は、間違いを指摘されると、意固地に更に強烈に自虐史観を繰り返します。
まるで振り込め詐欺にあった年寄の人が、明らかにだまされているのに、「俺はだまされていない!」と言い張り、被害が減らない状況と同じです。
ここまでくると、デタラメまで書いて自分の国を貶(おとし)めて楽しんでいる新聞は、買わないことです。
若者のために、将来のためになりません。
だから、直前に限らず小ブログでは何度も、報道に踊らされることなく、自分自身のアンテナを張り、自分の意見をもたなければならない、と記してきました。
最もわかりやすい例が出たので改めて記しました。
何度も言います。
報道に踊らされることなく、自分自身のアンテナを張り、正しい知識を身につけなければなりません。
流されないという姿勢と意思を持つことが肝心だと思うのです。
報道を鵜呑みにすると、⇒⇒⇒ 危険だ!と思う。
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