自らを研ぎ澄ます<よみがえる赤羽刀>
このところ、というかずっと外部での活動が多くありました。
たまには内省の機会が必要と思います。
ということで上杉博物館「伝国の杜」に足を運びました。
いま「よみがえる赤羽刀」という企画展をしております。
刀剣には以前より興味があり、こう書くと危ない人のようですがそうではなく、刀剣の美術的価値というか美しさに興味があります。
高校時代に本物を見たとき、純粋に「美しい」と想ったのです。
なぜ美しいか?考えました。
私・渋間の答えは簡単で、「目的が一つだけにつくらたものだから」ということです。
刀剣は世界中にありますが、日本刀ほど洗練されてつくられたものはないように思えます。
さまざまな行事が重なるなかで、ようやく今日行くことが出来ました。
赤羽刀とは何か?企画展の資料を参考に記します。
昭和20年に大東亜戦争が終わり、連合国占領軍は日本の武装解除の一環として国内の刀剣を接種しました。
海外へ流出したものもあり、一部が東京都北区の赤羽にあったアメリカ軍に集積されました。
2年後の昭和22年に刀剣関係者の尽力により、これらの中から美術的価値がある刀剣は返還されることになり、約5500口が選別され東京国立博物館に移転。
これらの刀剣は接種時の保管場所にちなんで「赤羽刀」と呼ばれます。
戦後50年にあたる平成7年、議員立法により旧所有者には返還され、残りは国庫となり、全国の博物館等への無償譲与、活用公開されることになったのです。
上杉博物館には37口が譲与を受け、修復のうえ今回の企画展になったという運びです。
企画展に出た刀剣は比較的新しい江戸時代のものが多かったです。
それでもやはり刀剣の美しさはゆるぎないものがあります。
なお、刀剣は刀剣としての存在だけでなく、人々の生活に行き渡っています。
ことわざがそうで、刀剣に関することわざが数多く、今もよく使われます。
単刀直入、太刀打ち、付け焼刃、押取り刀(おっとりがたな)、諸刃の剣(つるぎ)、懐刀(ふところがたな)などはわかりやすいものです。
刀剣の道具、鞘(さや)にもことわざがあります。
鞘当(さやあて)、元の鞘に収まる・・・
「折り紙つき」とは、刀の目利きが信用を与えるために記した書面からでた言葉です。
道具と生活そして言葉・・・日本人の凄さを別の角度から見ることができました。
内省の機会を想って出かけ、期待どおり自らが研ぎ澄まされたところです。
折りしも伝国の杜周辺では、明後日11日からの雪灯篭まつりの準備中でした。
雪灯篭まつりに足を運びながら、ぜひ伝国の杜に寄っていただき研ぎ澄ましていただきたいと思います。
伝国の杜に出かけ、⇒⇒⇒ 自らを研ぎ澄まそう、と思う。
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