誰がこの国を守るのか。<元寇に学ぶ>
元寇に学ぶ 誰がこの国を守るのか。~毅然とした日本を目指して~ というテーマの講演会を、会派有志メンバー(斎藤千恵子、島軒純一、相田光照、中村圭介 各議員)とともに山形市のビッグウィングで拝聴してきました。
講師は歴史研究家で日本政策研究センター主任研究員の岡田幹彦さんです。
730年前の元寇については教科書でも習っていることですが、教科書ではとうてい習えない事実がわかりました。
まず当時の元・蒙古は世界最大の国であり、今でいえばアメリカのような巨大な軍事力を持った国です。
この巨大軍事国家・元が日本に属国要求したのが1268年。
この時、世界一の軍事国家に日本は属国になることを断固たる拒否をしております。
朝廷は「皇土を以って永く神国と号す。知を以って競うべきにあらず。力を以って争うべきにあらず」という返信案が残っております。
わかりやすくいえば、「王様が変わったり、クーデターや暴力革命で政権がしょっちゅう変わる国とは日本は違う国です。策略や軍事力で侵略すべきではありません」と、属国になることを毅然と断っております。
2回にわたる元寇のうち1回目の蒙古軍4万による文永の役(1274年)は、10月19日と20日にわたるとされており(最近の研究では1週間)19日、日本は必死の防戦を行い、20日大宰府進軍を阻止したうえ、蒙古軍に多大な損害を与え、20日夜とどめのように暴風により蒙古軍は敗退しました。
第2次元寇の弘安の役(1281)は、蒙古軍14万人(東路軍4万、江南軍10万)となり、6月6日~19日まで博多方面戦で日本は蒙古軍を撃破。
長門における戦い(6月9日~15日)では、3500の蒙古軍を殲滅。
壱岐島における海戦(6月29日~7月2日)においても勝利し、鷹島における戦い(7月27日~28日)にも、日本は敵に大損害を与えております。
再度暴風もあり(7月1日)、日本は殲滅戦に打って出ました。
なにゆえ日付を入れたかというと、ともすれば元寇は神風という暴風によって奇跡的に勝てた、ということになっております。
が、日付をみれば一目瞭然、当時世界最大の軍事国家に対し、暴風がなくても勝っていたのです。
日本が勝てた要因は、毅然とした対応をし、防衛を徹底させていたことが挙げられます。
防衛として、水軍の整備、20キロにわたる石築地(石塁)の構築、長門、博多の防衛体制の強化などをしております。
これらを指導したのは誰か?
時の執権、北条時宗です。
時宗は理不尽な要求に毅然と拒否し、しかも準備を怠りなく防衛体制を敷き、当時朝廷と対立していた幕府が一致団結し、日本最大の危機に対し、日本を日本人を守ったのです。
対して、今の民主党政権はどうなのか?
尖閣諸島での漁船衝突事件では中国の理不尽な要求に対し、逮捕された中国人船長を釈放し、中国の領海侵犯を許しています。
何もかも圧力に屈し、毅然とした対応というものを民主党政権では見たことがありません。
民主党では日本と日本人を守れないのです。
講師の岡田さんは、「蒙古襲来の歴史が今日のわれわれに教えるもの」として、
1外国の威圧・侵略に対して屈服せず命がけで立ち上がること
1国家指導者の覚悟と決断の重大さ
1挙国一致の体制 ・・・ などを挙げました。
さらには、神風があったから元寇を退けたのではなく、毅然と対応し防衛体制を構築し、士気を高め、準備を怠りなくしたから神風が後押しした、といいます。
同感です。
準備をしている者にチャンスは訪れる、と言います。
準備つまりは危機管理もしない民主党政権とその支持者に幸運はないのです。
いま日本も元寇と同様の国家の危機、国難にあります。
今日本に求められているリーダー像は、北条時宗のように思えてなりません。
北条時宗にならい ⇒⇒⇒ 日本は毅然とすべきと思う。
にほんブログ村 ← 米沢の情報はこちらのブログから
← いろんな方のブログもご覧ください↓↓↓
城戸淳二教授ブログ http://junjikido.cocolog-nifty.com/blog/
じ~この台湾情報 http://velvetofficial.blog71.fc2.com/