山形の新名所(紅の蔵、まなび館、御殿堰)視察
今議会の産業建設常任委員会に付託された議案・請願は、わずか3件です。
よって委員会が早めに終わることが予想され、また委員メンバーが集まる機会ということから、委員会終了後に行政視察が組まれました。
米沢市は中心市街地活性化計画中活計画の策定中ですが、先進地の山形市の取り組みを視察に行きました。
山形市議会において、担当者からの説明と質疑応答のあと、山形市の中活計画のメイン施設を実際に視てきました。
まず視たのは、山形まるごと館「紅の蔵」です。
山形市内の中心部にある民間の土蔵5棟を利活用し、アンテナショップの機能を持たせ、郷土料理や物販などでもって発信とブランド力向上を目指しております。
蔵を利用し、なかなかいい雰囲気です。
昨年12月にオープンし訪れる人が多いのもうなずけます。
事実、年12万人の来客を目標にしておりましたが、わずか4ヶ月で達成。
そこで25万人目標にしましたが、これも先月8月で達成したとのことです。
いやースゴイ。
次は、山形まなび館に向かいました。
旧山形市立第一小学校は、県下初の鉄筋コンクリート造の校舎として、昭和2年に建築され、学校建設上、貴重な存在で、国の登録文化財になっております。
さらには、近代化産業遺産にも指定されており、今月の議会で土木遺産の質問をした私・渋間にとって、遺産の利活用という点で、興味深く視てきました。
古い校舎の外観をそのままにし耐震工事をしたうえで、教育・文化資料の展示をはじめ、物産、芸術文化イベントなどを行い、賑わいをつくっております。
今年4月28日のオープンで、昨日まで4万人が来館されており、ここもスゴイ。
最後に、七日町御殿堰(ごてんぜき)開発事業を視ることに。
中心市街地を流れる堰に、フタがかけられておりましたが、このフタを取り外し、親水空間を生み出しながら商業拠点づくりを行っております。
堰の流れをみながら一休みもいいかもしれません。
と、ここで雨が降ってきて一休みとはいきませんでしたが、風情ある景観に心が休まる感じがしました。
御殿堰のテナントには、山形出身の世界的デザイナー奥山清行氏のショップがあり、店内にフェラーリもありました。
ここも今年4月28日にオープンし、昨日まで17万人が来訪されているということで、またまたスゴイ!
紅の蔵、まなび館、御殿堰と、1つだけでも素晴らしい施設ですが、3施設がそれぞれに相乗効果をもたらし、回遊性を持たせ、本来の目的である「中心市街地の賑わい」を達成されております。
3つの新名所づくりは、山形市の中活計画の戦略である、としていることから「戦略」が大事であることを再認識したところです。
一方で、策定中の米沢の中活計画・・・
思いつきの施策という感じが否めず、これをキチンとチェックしながら戦略を持たせていくのが議会の役割!と気持ちも新たになった視察でした。
思いつきでない ⇒⇒⇒ 戦略が大事だと思う。
←いろんな方のブログをご覧ください
城戸淳二教授ブログ http://junjikido.cocolog-nifty.com/blog/
じ~この台湾情報 http://velvetofficial.blog71.fc2.com/
先の渋間かすみの一般質問の様子が動画でご覧になれます。
土木遺産の質問については、米沢市万世地区にお住まいの方、土木遺産や歴史に興味のある方、現代的な建設事業にも当てはまることも含まれており、土木事業者の方も含め、必見(?)です。
個人情報保護法の過剰反応については、民生委員の方をはじめ企業内でも個人情報を取り扱う方、ご覧いただいても損はないでしょう。
また先のブログに報告していたように、どっちの答弁が本当?市長VS部長編、部長VS部長編がどのようなものか、興味のある方もどうぞ。
ぜひ、ご覧ください⇒ 渋間かすみ9月議会一般質問動画