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win-winの関係構築 <八戸の地産地消>

後ほど記します、とした八戸で具体的に学んできたことをご報告します。

はじめに伺ったのは、八戸漁港です。
魚市場は3箇所あり、老朽化している魚市場もあり修繕やら無駄なコストがかかることから、分散する市場機能を集約するため漁港の構造改革と整備事業の取り組みについて話を聞きました。
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この事業により、流通の効率化による市場運営のコスト削減、明確なトレーサビリティにより消費者への安心と安全を確保することになります。
地産地消に向けて、まずはハード面整備を学びました。

次に視察したのは(株)ディメールという八戸産魚介類の加工食品の開発・製造会社です。
この会社は農林水産省・経済産業省より農商工連携第1号に認定されております。

八戸魚介類は水揚げ高ナンバーワンを誇りながら、加工となると他所(よそ)資本に行ってしまったのを、付加価値を地元でつけられるように変えた企業です。

もとより、下北の米は美味しくないというイメージがあったのを、冷凍押し寿司用には、低アミロース米である下北産「ゆきのはな」にピッタリで、これを積極的に採用。
下北産米は、新米が出る時期には3分の1の価格で買い叩かれていたのが、企業も生産農家も適正な利益が得られるようになったと言います。
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ハサップ対応の製造過程で、消費者に安心が得られるようにしています。
米の生産者がディメールに出荷するだけでなく、ディメールで製造された加工食品を売ったりもしています。
いわば消費者が美味しく食べられ、生産者、加工業者、流通業者ともにwin-winの関係を構築したのです。

素晴らしい農商工連携であり、生産だけではない新たな地産地消システムのお手本を観た気がします。

翌日には現・八戸商工会議所副会頭で、日本青年会議所第35代会頭の河村忠夫氏の講演を聴きました。
河村さんは米問屋業であり、厳しい時代に、それでも大手資本に勝てる体制をつくりあげた、ということです。
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問屋として生産者に肥料等を売り、お客さんである生産者から米を買い、集めた米をまた売る、というディメールと同様にwin-winの関係をつくったのが成功の要素みたいです。
それだけではないと思いますが、青年会議所時代に「ラブ八戸運動」を展開したことが活きている、ということです。

地域を思い、地域のことを考え、地域のために汗を流していることが、地域再生につながるものと理解した八戸での青年会議所・東北ゼミナール委員会事業になりました。



地域を思い、地域を考え、地域のため汗を流す↓↓↓
                   win-winの関係を構築しよう!



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by shibuma | 2009-05-12 17:10
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山形県議会議員 渋間かすみのブログです。議会や議員活動の報告をしていきます。


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