人気ブログランキング | 話題のタグを見る

密室行政NO!オープンに!<市町合併・全員協議会>

置賜3市5町の企画関連部署で市町合併の検討のための勉強会が
今年1月から始まってました。その勉強会の成果を示した検討報告書が
議会に配られたのは、このたびの議会がはじまった冒頭でした。

報告書が配られたその日に、市長は記者会見を開き、3市5町の
市町合併を断念した、と発表したのです。

「この検討報告書はいったい何だったのか?半年間かけて事務方に
勉強会をさせていたのは何だったのか?その経費は?」いろいろ疑問が
あります。何よりも問題なのは、その勉強会なるものは
完全に密室で行われていた
、ということです。

つまるところ、発表翌日の県知事のコメントが雄弁に物語っています。
「やはり。驚くに値しない。最初から事務方の勉強会ではこうなることは
わかっていた。こういう事案こそリーダーシップを発揮しなければ
ならないのに・・・」という内容でした。その通りで、同じ感想です。

しかし問題なのは、こういう重大なことを市長は「市民が主役」としながら
市民に相談しません。つまり、ひとりひとりの市民への相談は困難だから
市民の代表としての議会に相談や報告すべきだったのです。

そういう市政運営だから本日、市議会で市長はじめ副市長や
総務・企画部長など担当部署とともに全員協議会を開きました。

質疑があり市長からは事の経緯の説明がありましたが、どうも納得
できません。なぜなら各首長との話し合いは密室で行われたことで、
正式な議会への報告なしに「いきなり」記者会見で「合併は白紙」と
きたものです。しかも市長の説明では「市長は最終的な判断者」として
決めた、というのです。

ちょっと待ってください。最終的な判断は議会なんです。そのことは
総務省の市町村合併スキームからも明らかです。勘違いというよりは、
そもそもスジが通らないことをしているのです。本来ならば、
任意協議会なり法定協議会をつくってそこで結論をだしましょう、
というのがスジです。

指摘すると市長は、会派代表者会いわば議会にも報告したと言い、
代表者会は議会の正式な機関でない旨、再度指摘すると、今度は
「代表者会をなくせばいいのではないか!」と声を荒げて逆ギレです。

密室行政を正し、新聞記者たちも入れたオープンな場所で議論しましょう
という全員協議会は市長の逆ギレにより、しらけたガス抜きの会議になりました。こうなれば、第2ステージを自らつくりだしていくしかありません。


他の議員や公務員、山形県情報(さいとう弘 県知事のブログ等)
経済・時事問題ブログもご覧ください
にほんブログ村 政治ブログ 地方自治へ にほんブログ村 政治ブログ 政治家(議員)へ にほんブログ村 地域生活ブログ 山形情報へ

密室行政NO!オープンに!<市町合併・全員協議会>_d0129296_23241543.gif密室行政NO!オープンに!<市町合併・全員協議会>_d0129296_0103332.gif

by shibuma | 2008-06-20 20:52
line

山形県議会議員 渋間かすみのブログです。議会や議員活動の報告をしていきます。


by shibuma
line