歴史からまちづくりを考える<米沢JC例会>
『歴史からまちづくりを考える「直江兼続の素顔」』と題して、講師は
東北大学文学部史学科を卒業され、現在は九里学園高等学校
社会科教諭の遠藤 英さんです。(会派の鳥海議員と小中の同級生)
これまでの直江兼続を題材にした本は米沢での活動部分の印象が薄いため、遠藤先生は、平成21年大河ドラマ「天地人」の放送決定を受けて、本来の直江兼続を題材にした本を書こうと決意。
「直江兼続の素顔」という小冊子を作成しました。会派の相田議員の薦めで
小生も既に読みました。直江公の才能をいかんなく発揮したのは、
米沢のまちづくりだという結論に地元びいきでなく、説得力がありました。
小冊子ではない直に聞く話は、さらに説得力があり面白く、聞いていて全く
飽きません。特に米沢のまちづくりや、今に残る道路や寺院、土塁などの
由来、意義などの話に現実の風景が浮かび上がります。
直江公が整備した米沢の町並みと、現在の航空写真でみる米沢の町並みは驚くほど一致している、と本にも話にもありました。
そこで遠藤先生は言います。ドラマによる一過性の観光誘致にしないためには、直江公がその才能を最大限発揮した米沢のまちを歩き、その町内町内に「われこそは」という人が町名由来や道路、川の案内をすることだと。
史跡や単なる跡地表示板を見るだけでは、やはり一過性になるでしょう。
人に接し、人の優しさに触れ、今の道とかつての道をイメージさせるという
歴史ロマンがあるとき、口コミ、米沢ファンが増えると思います。
都市区画整理事業、産業・文化振興事業、危機管理事業などなどに
優れた直江公の英知を集結したまちづくりの話をJCメンバーだけでなく、
市当局や議員に聞いていただきたいと考えながら聴いていた話でした。
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