地域戦略を学ぶ~議員研修会にて~
講師は、山形大学大学院教授の志村勉先生です。
志村先生は、東京都青梅市出身で、早大や東京電機大学で長く
教鞭を取り、構造工学、まちづくり景観専門家など専門領域は広い方です。
構造エンジニアとしてレインボーブリッジなどを手がけた方です。
本日は「景観形成の目的と地域戦略」という演題で、実りある講演でした。
志村先生の話を伺い、うれしくなりました。なぜならば小生が昨年の今頃、
選挙の際にかかげた「観光について」という政策提言と同じような切り口で
お話いただいたからです(ホントは違うかもしれませんが、稀代の教授と
少しでも同じと考えるだけで嬉しいものです)。
今も小生のHPの政策提言にもありますが、HPから入ると
なかなか見当たらない、ということもあるかと思いますので、
念のため、下記にペーストします。
『 ●「訪れたいまち」から 「住みたいまち」へ 。
政策提言②観光振興について
米沢市には、特産「米沢牛」をはじめ、おいしい米、野菜や果物。
吾妻連峰などの自然や温泉、歴史…観光資源がたくさんあります。
この観光資源を活かさなければなりません。
観光を切り口に課題を挙げれば、米沢市が取り組むべきことが
多々あります。
観光には「食」がつきものです。消費者のニーズにあった農業振興が
求められていると同時に、米沢の「食」のPRも必要と考えます。
実は観光には「教育」も必要です。ホスピタリティ(=おもてなしの心)が
米沢を再度訪れるリピーターを確保するのに貢献します。
ディズニーランドにリピーターが多いのはなぜでしょうか?
それは、徹底したおもてなしの心であふれているからです。
観光客に道を尋ねられた時の市民の対応が
「また米沢を訪れてみたい」かどうか、になります。観光に限らず、
ホスピタリティの精神が、教育の再生につながるものと考えます。
「訪れてみたいまち」から「住んでみたいまち」にするためには、
福祉の拡充に目を向けなければなりません。観光客は訪れたまちが、
お年寄りや障がい者にやさしいまちかどうか、
無意識のうちに気づいています。福祉の充実が求められる所以です。
道路整備が観光にとって重要なのは論を持たない話です。
街灯や歩道も視野にいれた道路や鉄道など、交通アクセスについて
観光の面からも戦略的な計画をたてて取り組むべきだと思います。 』
などと書いていたことが思い出されました。志村先生が話すキーワードが
小生の政策提言にいくつも出てきました。いわく、
ホスピタリティ、観光、歴史、言葉は違えど「米沢市のポテンシャル」・・・
当然、志村先生の話はロジックがあり、豊富なデータと現場主義に
基づいていて説得力があります。小生と重複するのはほんの一部で、
「景観」という視点でのまちづくりと、まったなしの米沢の現状は、
迫るものがありました。
機会があれば、改めて志村先生の話の内容を記したいです。それほどの
内容でした。議員のみならず当局も聞いていたのが幸いでした。
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