副次的効果もあるタブレット端末導入<飯能市議会視察>
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愛知県半田市議会の事例調査の後は、埼玉県飯能市です。
飯能市は全国3つの森林文化都市の一つで、森林が多いことも人口規模も米沢市と似ております。
飯能市議会では、議会にタブレット端末を導入した先進事例について学びました。
椙田議員はじめ、ここでも議員による説明と報告、さらに質疑に対して答弁いただきました。
もともと議会にタブレット端末を導入しようとしたのは、ISOによる環境に配慮した活動を推進するため、議会では相当の紙を使うため、紙使用量を削減するためということです。
これまで飯能市議会も(米沢市議会も)紙については両面印刷や、裏紙使用など取り組んでおりますが、さらに踏み込み、事務効率化も含め検討し、情報端末機(タブレット)を導入し、ペーパーレス化した、ということです。
タブレットは議員個人が使用するものの帰属は市であることから、通信費の3分の2を公費負担、残り3分の1を議員個人負担と政務活動費からなります。
初期設備投資(205万円)と年間の管理維持費(141万)を合わせ346万円かかったそうです。
これに対し、紙使用量の削減額は年間228万円にもなり、単年度の削減効果は86万円になり、初期設備費用は2年ちょっとで回収される運びとなったと言います。
これは紙資料量でいうと、年間10万枚の削減になり、大きな効果といえます。
それ以外でも経費節減や事務の改善、情報伝達の迅速化や危機管理対応の向上にもつながった、ということです。
特に私・渋間が注目したのは、危機管理対応の向上です。
タブレット端末を利用して今夏の豪雨によるダム斜面崩落の報告がなされたりしました。
また防災訓練でもタブレットを利用して安否確認などの訓練がされておりました。
議員の災害時の役割・対応というのは、地元の自主防災会の顧問であったりしますが、何をするのか明確ではありません。
飯能市でも同じ様子だったのですが、タブレット端末を持つことによって、災害時でその力を発揮されることから、災害時の役割を明確化しました。
それは、市役所が災害時に対策本部を設置するのに対し、災害対策「支援」本部を議会が担うというもので、要領をつくり明確化しました。
タブレットの導入はペーパーレスのほかにも、災害時の議員の役割の明確化という副次的な、でも最も大事な効果が表れたのです。
これは大きな収穫でした。
費用をかけずに最大の効果を生む電子端末でもってさまざまな効果を米沢市議会でも取り入れたいと強く思う視察になりました。
副次的な効果ある⇒⇒⇒ 新技術の導入を図るべき!と思う。
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