総社観光プロジェクト <リーダーの資質>
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産業建設常任委員会の視察2日目は、岡山県総社市で「総社観光大学」について学びました。
総社市は恵まれた自然・観光資源がありながら全国的な知名度は高くない、という市長が観光立市を目指し、諮問機関のような位置づけで「総社観光プロジェクト」を立ち上げ、2年にわたる議論を重ねたとのことです。
議論の結果、単に観光客を増やすのではなく、総社を理解し、じっくり見てもらい、質の高い観光にするのが大事であるとの結論を得たようです。
その理念のうえで、総社の観光のためにさまざまな提言がなされ、提言されたことを、やれるところから政策に移している姿がありました。
提言のひとつに「観光大学」があり、今年で3年目の事業になりますが、おそらく日本初の試みではないか、ということです。
これは、地元の岡山県立大学をメイン会場に、総社の観光や魅力を学ぶ短期集中講座です。
受講生は15000円の受講料を支払い、4日間にわたる講座を受講、修了者には証書とともに「総社ナビゲーター」の称号を付与し、全国に総社ファンを増やしていただく伝道師の役割を期待されております。
3年の間、70名ほど修了し、東京など県外から20名ほど、県内でも市外の人が十数名もおり、ある意味この段階で成功しているといっても良いと感じたところです。
観光大学のみならず、観光プロジェクトで提言されたことで実行に移された他の事業もあります。
統一デザインや「のれん」の制作、新商品の開発として「そうじゃ愛す」というアイスも試験販売まで至るなど、様々ありました。
なお「そうじゃ愛す」は、総社市の特産である赤米と総社の花であるレンゲの畑から採れたはちみつを使ったアイスで、実際食べてみました。
好んで食べない甘いものですが、これはうまかった。
提言の実行など、総社市の行動力は素晴らしいものがります。
すると、市長のトップダウンで様々な新事業がなされ職員がついていくのが大変という、市民にとっては嬉しい出来事が見受けられました。
そのせいか、観光大学というよりも、他の福祉分野で全国から視察に訪れる議会が多数あるということです。
それもそのはず、総社市長は故・橋本龍太郎元総理大臣の秘書官であり、厚生労働畑が強いことがあげられます。
なお橋本元首相は総社市の出身で、総社市の名誉市民にもなっております。
総社市生まれの水墨画の大家・雪舟の名前を利用し、雪舟くんというデマンドバス(市内どこでも300円)や障碍者雇用1000人プロジェクトなど福祉分野にもトップダウンで力を入れている様子がうかがえました。
観光プロジェクトはじめ、米沢市にとって必要なのはリーダーによる政策実現であると気付かされたところです。
先進的な政策実現には、⇒⇒⇒ リーダーシップが必要!と思う。
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