いずも空き家バンク制度 <神在月の出雲にて>
にほんブログ村 ← にほんブログ村にエントリーしております。
産業建設常任委員会の管外行政視察を行っています。
初日は島根県出雲市に伺い、空き家対策について学びました。
空き家は全国的な問題であり米沢も例外でなく、先の6月定例議会で空き家に関する条例制定がなされました。
米沢の条例は家屋所有の責任を明確にするもので、「空き家をどうするか」という具体的な方策はまだありません。
そこで出雲市が平成19年から取り組んでいる「いずも空き家バンク」が具体的な方策になるのではないか、そんな思いで視察に臨みました。
出雲市議会議場
出雲市の空き家対策は、定住政策の一環で行われておりました。
定住支援策として①空き家バンク ②空き家活用事業 ③住宅建築リフォーム助成事業 ④田舎暮らし体験プログラム のほか、情報発信や相談窓口の事業を行っております。
それが出雲市の自治振興課の定住支援センターで行っており、職務分掌として職員わずか1.5人分で行っていることに驚きました。
まず「定住」という課題を切り口に各政策が行われていることに見習わなければならない想いです。
米沢の場合、空き家は都市計画課、住宅リフォームは建築住宅課、若者定住のための住宅支援は総合政策・地域振興分野、田舎暮らし体験はグリーンツーリズムということで農林課とバラバラな対応になっております。
さらに聞くと、地域のコミニュティセンターは社会教育分野でなく、自治振興課で対応しているということです。
体制整備の必要性も感じました。
さて「いずも空き家バンク」についてですが、これは市内の空き家・空き地を持ち主が市の定住支援センターに登録していただき、ホームページで紹介するものです。
あくまでも紹介・引き合わせだけで、仲介は行いません。
それでも、市のホームページということで閲覧者が多く、実績も上がっているようです。
実際、定住支援センターへのホームページのアクセス数は、平成19年が月あたり1000ほどだったのが、昨年24年は2000、今年は2900という具合です。
空き家では平成19年から現在までに57件の登録に46件の成約、空き地は26件に対し15件の成約とうい実績です。
リフォーム補助と合わせ、これまで129世帯330人ほど出雲市への定住に結び付けています。
空き家対策のみならず、経済対策にもなっているという説明も魅力的でした。
10月は神無月といいますが、出雲だけは神在月であり、神様がいる時、所の視察で、まさに神様が降りてきたような米沢での具体的な空き家対策に活かせる大きなヒント、気付きになったところです。
神様がいる場所の政策を ⇒⇒⇒ 見習うべき!と思う。
(↑↑↑ そう思う、という方はクリックを!多くの方の目に触れる機会になります)
にほんブログ村 ← 米沢の情報はこちらのブログから
にほんブログ村 ← いろんな方のブログもご覧ください↓↓↓
城戸淳二教授ブログ http://junjikido.cocolog-nifty.com/blog/
フェイスブックご登録の方↓↓↓