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国民健康保険の「国民」とは誰?

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3月議会も終わり4月に入ると、議員たちは動き出します。
県議会議員の報告会なども開かれ、それらの会にゲストとして国会議員も来られるようです。

片山さつき参議院議員が来県され、米沢にも来られるとの話を聞きました。
片山さつき議員は、国民健康保険や生活保護などの正常化に特に力を入れておられます。
そこで思い出したのは私・渋間が先の3月議会予算委員会での質問です。

予算委員会ではいろいろ質問しましたが、国民健康保険事業の特別会計についての議事録を以下に記します。
ぜひ、国民健康保険の問題点をご理解いただけきたいと思います。


渋間: 国民健康保険(以下、国保)について。法改正で外国人登録が現在は住民登録にかわり、あわせて外国人の国保の加入用件が1年以上滞在から3ヶ月滞在と短縮された。本市の外国人の国保加入者は何人か。

国保年金課長: 今年度はじめで215人です。

渋間: そのうち、滞納者は何人いるか。

国保年金課長: 現在62名です。

渋間: 高い割合と思う。外国人が滞在3ヶ月で国保加入ができて1年間滞納しても3割負担で医療サービスが受けられる。これが国保事業の運営を困難にしているのではないか。滞納しながら外国人の場合、自国に帰国したらどうやって回収するのか。

国保年金課長: 実際はなかなか回収は難しい状況である。

渋間: 自国に帰ったら無理であるとの事実上の話である。滞納しながら医療サービスは1年受けられるうえ、出産の場合は一時金まで支給される。制度を見越して高額医療などを受け、帰国してしまうことも考えられる。制度設計が甘い。本市でこのようなケースで不納欠損処理となったものはあるか。

国保年金課長: 外国人の不納欠損処理については把握していない。

渋間: そもそも「国民」健康保険である。国民として若いときには国保税として払うだけだが、高齢者になったときにお世話になるだろうという助け合いの精神が根幹にある制度である。ところが国保には述べてきたような欠陥があると感じないか。

国保年金課長: 外国人の滞納者の数字を申し上げてきたが、半分以上はすでに本市から転出しているようである。そういう意味では渋間委員がおっしゃる通りではないかと思う。

渋間: 国保会計は一般会計からの繰り入れなどもして大変な状況であるとこれまでの議論で聞いている。「国民」健康保険なのに外国人の滞納が多く、国保会計を苦しめている原因の一つと考えられる。欠陥がある制度にメスを入れるべきである。国の制度であるが、これらの事情を機会をとらえて国に申し上げるべきであるが、その機会はあるか。

国保年金課長: 県内での会議があるので状況を確認して、できることはどういうことか検討してみたい。

渋間: このような国保の制度はおかしい。国保会計が苦しいといったシワ寄せがくるのは米沢市民である。おかしな制度にメスを入れていかないと。積極的に県に対して言っていくべきであり、また米沢でも対応していく必要がある。



以上のようなやり取りがありました。
みんさんは、上記のような国保の制度の欠陥を知っていたでしょうか、また、どうお思いでしょうか。
私・渋間としては、県内の議論を注視し、引き続き改善を求めていきます。


“国民”健康保険のはずが⇒⇒⇒ おかしい制度になっている!と思う。
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by shibuma | 2013-04-08 22:43
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山形県議会議員 渋間かすみのブログです。議会や議員活動の報告をしていきます。


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