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特色を持つことが波及効果を生む <喜多方視察>

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10月、11月は視察が多々入り、大変です。
会派での天元台・白布視察の翌日は、林英臣政経塾東北第7期メンバー有志による視察で喜多方市に行きました。

喜多方市と米沢市はお隣どうしであり、よくラーメンを食べに行ったり、蔵のまち並みを散策したり、身近なまちです。
ラーメンや蔵で街づくりをしていることは、お知らせがなくても行くぐらいですから、素晴らしい成果を出しているといえます。
ただ、そのために行政として何を行っているのか、近いだけあって行政の取り組みまでは知りませんでした。
そこで喜多方市の観光振興のための取り組みについて学んできたところです。
特色を持つことが波及効果を生む <喜多方視察>_d0129296_23354146.jpg

まず、蔵のまちづくりについて・・・
古くから地場産業であった味噌・醤油・清酒などで使われていた蔵が、時代の流れでその役割を終え、蔵の取り壊しが相次いだそうです。
取り壊される蔵に寂しさを感じた地元の写真家がいて、蔵の写真を撮り続け、写真展を開くなどしたことがNHKの新日本紀行に取り上げられたことが保存の動きになったようです。

行政として、喜多方市まちなみ景観形成事業費補助金や喜多方市蔵保存奨励補助金といった制度をつくったり、住民との協定を結ぶなど、蔵を通じて景観形成を図ろうとしております。
現在4100棟あまりの蔵が市内に散在していて、レンガづくりの蔵もあり、ひとつひとつに特徴があって楽しめるようです。

次に喜多方ラーメンです。
ラーメンが有名になった原点は、「蔵のまちづくり」にありました。
蔵の写真を撮りに来た観光客が喜多方ラーメンを口にし、それこそ口伝えで広まり、行政というより行政マン個人が積極的にPR活動を展開。
旅行雑誌「るるぶ」のページを買い取るなど、当時(昭和58年)の行政職員としては画期的な取り組みをしたことは驚きでした。
業界としても喜多方老麺会という任意団体をつくり、観光客への対応を始めたりしております。

喜多方へ行って、何気なく見ていた蔵や味わっていたラーメンも、さまざまな取り組みがあって喜多方の観光振興になっていることがわかりました。
特に「蔵」に力を入れたことが、ラーメンにまで波及し、相乗効果をもたらしているようです。

また観光とともに農業振興としてグリーンツーリズムにも力を入れ、昨年の東日本大震災までは、年年歳歳、多くの小中学生が訪れている実績も見て取れました。

米沢市はグリーンツーリズムをしようという掛け声だけはいいのですが、今もってなされていません。
考えてみても何を特色にしているのか、よくわからないのが米沢市行政です。
総花的であることが特色を失わせています。

企業のみならず、自治体も生き残りをかけていかなければならない時代です。
生き残りをかけるためには、何かしら特色を持たなければならない!そう思えた喜多方視察になったところです。
特色を持つことが波及効果を生む <喜多方視察>_d0129296_2336716.jpg

喜多方ラーメン、うまかった~。


生き残りのために、 ⇒⇒⇒ 特色を持たなければならない!と思う。
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by shibuma | 2012-11-01 23:37
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山形県議会議員 渋間かすみのブログです。議会や議員活動の報告をしていきます。


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