独裁市政に議会の良識を!<全員協議会>
米沢にも全員協議会がありますが、これは課題に対する議員間の集中的な協議の場という位置づけであり、議員からの要請により議長が会を招集します。
その全員協議会が24日、開催されました。
というのは、12月議会に議案の一部に関連する、消防はしご車の購入について集中的に話しあうための協議会です。
なんだ?そのような課題一つでいちいち協議会を開くのか?と思われるかもしれません。
市民の安全のために、老朽化したハシゴ車を購入することに対しては、普通の委員会で審議すればよいかもしれません。
しかし、事はそう単純ではありません。
これには経緯があります。
はしご車が老朽化していて更新すべきという質問が、3月・6月・9月議会でそれぞれ出されました。
その際の答弁は、いずれも「はしご車はメンテナンスをしながら使える状態にある」というものだったのです。
それが南陽市・高畠町・川西町との消防広域化の議論の中で、「米沢市が単独で消防はしご車を購入します!」と市長の安部さんが“いきなり”言い出したのです。
消防広域になった時に、広域として消防はしご車を購入すれば、米沢市民の負担は軽減されます。
ちなみに、はしご車は2億円と見積もられております。
それを単独で、つまり米沢市民だけの負担で購入するという約束したような話は、議会に諮ることもなく、独裁的に約束のように言い出してしまったのです。
なにも米沢市の負担が多くなるから、という単純なものではありません(といってもこれまた大事な視点ですが・・・)。
負担することを議会(=市民側)に諮ることなしに、約束してきた、というものです。
周辺市町に「いいかっこしい」のスタンドプレーもいいところです。
議会つまり市民軽視も甚だしい。
だから全員協議会が必要だろう、との認識から提案したところ、上記を話し合う機会がもたれたという次第です。
全員協議会で出た内容は記せませんが、議員間の話し合いをして「面白かった」といえば語弊がありますが、良かったです。
議員と当局との質疑応答ばかりでなく、議員どうしで意見を言い合うのは、それぞれの議員の理解度のレベルがわかります。
ともあれ、独裁市政に対しては、議会として何らかのアクションが必要であると思うところです。
独裁市政に対して ⇒⇒⇒ 議会の役割は大きいと思う。
←いろんな方のブログをご覧ください
城戸淳二教授ブログ http://junjikido.cocolog-nifty.com/blog/
じ~この台湾情報 http://velvetofficial.blog71.fc2.com/